もの忘れが気になったときにおすすめ

錠剤

ちょっとしたもの忘れは誰にでもあるものなので、すぐに思い出せるような「ど忘れ」ならあまり心配はいりません。また誰でも加齢に伴って忘れっぽくなることも自然な現象です。ただ、中年以降に差し掛かり「昔よりも人や物の名前が思い出せなくなってきた」「最近忘れっぽくなってきた」と気になることが出て不安を感じる人は、もの忘れ対策をするのが良いでしょう。もの忘れが激しい場合は、脳神経などの疾患による記憶力の低下も考えられるので、専門科で検査を受けることが望まれます。ただ、なんとなく忘れっぽくなってきて不安を感じる程度なら「オンジ」などのもの忘れをサポートするといわれる漢方薬で、記憶力の低下をサポートしていくのがおすすめです。

血のめぐりを整えてもの忘れを防ぐ

脳

オンジは、イトヒメハギという植物の根を生薬にしたものです。もの忘れの予防に効果が期待され、生薬や漢方薬が製品化して販売されています。1回か2回飲んだだけで劇的にもの忘れを治すという性質のものではなく、しばらく飲み続けることでおだやかに記憶力をサポートしていくものです。中国医学の考えでは、もの忘れは血のめぐりのバランスが乱れるため脳に機能が滞ることで起こりやすくなる、とされ、オンジは血のめぐりを整え精神を安定させ頭を明瞭にする作用があるといわれています。あくまでも病的な記憶障害に効くのではなく、誰でも加齢や疲れで起こりうるもの忘れに対応した薬です。

漢字では遠志と書く

漢方

オンジは漢字で「遠志」と書きます。これは志を遠くまで持つという意味を持ち、服用すると頭がスッキリし、年齢を重ねてもいつまでもしっかりした意思が強く持てる効能を暗示しています。オンジにはオンジサポニン、テヌイフォリン、ケイヒ酸誘導体などの成分が含まれ、これらが有効成分としてはたらいているのではないかと考えられ、近年はさらに脳に対する作用が研究されているようです。産地は中国で、中国では古くから療法に用いられてきました。日本では栽培されていません。国内では、製品化されたものを薬局で見ることができます。

さまざまな漢方にも配合されている

錠剤

オンジは単独でもの忘れの漢方薬として用いられるほか、咳をしずめる作用や鎮静作用があるとされ、気管支の症状をしずめるときにも用いられてきました。また、滋養を付ける作用があることから、複数の生薬と一緒に配合され、帰脾湯(きひとう)や人参養栄湯など別の漢方薬として用いられることも多いです。帰脾湯は虚弱で不安や不眠のあるタイプ、人参養栄湯は病弱で倦怠感があるタイプのもの忘れに適しています。体質や症状に合わせて、漢方を選び分けると良いでしょう。体質に合っていないと効き目が出にくいので、もの忘れが気になる人は漢方の知識を持つ薬剤師に相談して、正しい方法でオンジを利用することをおすすめします。

広告募集中